昔と違い、今では母子家庭は珍しくなくなりました。
その背景には若い男女の性意識の変化と、離婚の増加があります。
しかし母子家庭の生活が経済的に苦しいのは昔と変わりありません。
選択的に、結果的に、母子家庭になったのなら、国や市町村の制度を上手に利用して
母も子も、幸せな生活を送りたいですね。

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01母子家庭でも笑って暮らそう!

母子家庭向けの制度(6) 子どものための制度 母子家庭向けの制度(7) 母子家庭の生活を守るために 母子家庭向けの制度(5)

02母子家庭を選ぶ前に

母子家庭の就職事情 母子家庭のデメリット 住む場所を決める 母子家庭の現状

ひとくちコラム☆母子家庭の問題☆

再婚
年々、離婚をする夫婦は増えてきています。
離婚を経て母子家庭になった場合、まずは一人で生活を支えていくことに専念することになります。
子育てと仕事の両立を図りながら、毎日慌しい日々を過ごすことになるでしょう。
母子家庭になってしまったことで、子供へ申し訳ないと感じる母親も少なくありません。

そんな生活に慣れたら、再婚したいと思う人も少なくないはずです。
再婚といっても、自分のためだけではなく、子供のためと考える母親は多いです。
経済的にはもちろん生活していく上で、父親がいた方が子供のためだと考えるのです。
母子家庭の場合、再婚は自分だけではなく子供も絡む大きな問題です。

お互いの気持ちだけでは結婚はできません。
相手に子供がいない場合は、子供への理解をしてもらう必要があります。
逆に子供からも信頼を得る必要があるのです。
今後ずっと一緒に生活していくためには、子供と父親の関係が大切になってきます。
再婚することで、新しく子供が生まれることもあります。
新しい子供ができても、前夫との間の子供もきちんと可愛がってくれる人を見つけましょう。

このような話を聞くと子供がいると再婚するのは不利と感じる人もいますが、そういうわけではありません。
ただ再婚が自分だけの問題ではないということをしっかり認識しておきましょう。
中には結婚してもまた離婚するのではないかと不安に思っている人もいるようですが、再婚したいという気持ちがあるのなら諦めない方がいいでしょう。


ワーキングプア
最近よく耳にするのがワーキングプアという言葉です。
母子家庭の多くがワーキングプアとも言われています。

ワーキングプアとは正社員並みに働いたり、正社員としてフルタイムで働いたりしても、最低限の生活を維持するのが難しいと言われる人たちを指します。
多くの人が生活保護の水準を下回る収入しか得ることができていません。
現在では年収が200万円以下の労働者が1000万人以上いるとされています。
この背景には人件費削減が関係しているとされています。
正社員の雇用が減らされ、パートやアルバイトといった賃金の安い人が採用されるようになったことや人件費の安い海外に進出する企業が増えたことにあります。

年々増えていくワーキングプアと呼ばれる人たちの中心は若い人と母子家庭と言われています。
特に母子家庭の場合は子供を育てていく上で、収入を得るために働く必要があります。
しかし子供がいるというだけで、正社員になれないということがあるのです。
また子供の体調が悪く、仕事を休んだら解雇されたという話もあります。
様々な要因があり、正社員で働くことの厳しい母子家庭では、パートで働く人が多くなってしまいます。

その結果、まとまった収入を得ることができなくなります。
パートだけでは最低限の生活をする収入を得ることができません。
そこで2つの仕事を掛け持ちする人が増えています。
2つの仕事をすれば当然労働時間は正社員より長くなります。
しかし給料は正社員以下というのが現状です。


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母子家庭向けの制度(6)


利子非課税制度
母子家庭が受けることのできる優遇制度の一つとして利子非課税制度があります。
郵便貯金や少額預金・少額公債についてはそれぞれ元本350万円まで利子が非課税となるのです。
実際に通帳から利子を引かれてマイナスになったことがあるという人はいないのであんまりピンとこない話かもしれません。
基本的に預貯金の利子には所得税が15%と住民税5%が課税されているのです。
つまり合わせて20%が利子を受け取る時に源泉徴収されているのです。
通帳に記帳されている利子は課税された後のものになります。
利子非課税制度ではこの20%が引かれることなく、受け取ることができます。
金額にしたら僅かな額になるかもしれませんが、もらえるものはもらっておきたいですよね。
また預金している額が大きくなればなるほどもらえる利子も大きくなるので、最大の350万円まで利子をもらえればかなりの額になるでしょう。

この制度は1つの金融機関で利用することができます。
預金だけではなく、国債を350万円まで購入することもできるのです。

この制度を受ける条件は遺族年金や児童扶養手当を受給している母子家庭に限られます。
父子家庭ではこの制度を受けることはできないので、母子家庭だけの優遇制度になります。
申請には年金証書や手当をもらっているという受給書などが必要となります。

多くの銀行では利子非課税制度を受けることができますが、中にはできない銀行もあります。
できるかどうかは窓口で聞いてみましょう。


福祉定期預金制度
母子家庭の場合、郵便局等の金融機関で利用できるのが福祉定期預金制度です。
条件としては母子家庭の中でも児童扶養手当や遺族基礎年金を受けていることがあげられます。

この福祉定期預金制度とは通常の定期預金に比べて有利な利息を受けることができます。
1人につき定期預金は300万円までで、期間も1年間と限定されています。
さらに、この制度が使えるのは金融機関1店舗だけに限られます。

申し込みをする際には金融機関に書類を取りに行かなければなりません。
書類とともに年金証書や手当証書が必要となってきます。

母子家庭で色々な優遇制度を受けるためには、収入制限が設けられている場合が多いです。
そのため資産があると、そのような制度が受けられなくなるのではと思う人がいます。
実際にはそうではありません。貯蓄自体は子供のためと考えられるので、欠かせないものと考えられています。
この福祉定期預金制度も子供の教育資金の一つとして考えられます。
特に収入の少ない母子家庭にとっては、この制度を利用しない手はありません。
通常の定期預金ではかなり低金利ですが、この制度の利率はとてもいいのです。
1年間だけであっても預金をする価値があります。

最近は通常の金利も低い傾向にあるので、福祉定期預金も金利が少なくはなっています。
また郵便局と銀行では金利が異なるので、比べてから定期預金を組むのがいいでしょう。
なかにはこの制度を取り扱っていない銀行もあるので注意が必要です。


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離婚や死別を経て母子家庭になると生活を支えるためにも仕事につく必要があります。
パートやアルバイトであれば、すぐにでも仕事を見つけることができます。
しかし子供を育てていく上で、パートやアルバイトで得ることのできる収入では到底足りません。

安定した収入を手にするためには、やはり正社員になるのが一番いいとされています。
ただ母子家庭になるまではずっと専業主婦であったという人にとっては、簡単に就職先を見つけることができないと言われています。

その理由の一つとして、過去に実績がないという点です。
中途採用で社員をとる際に、過去にどんな仕事をしていたかが考慮されます。
日本では年齢によって多少給料が変わってくるので、同じ年齢の人を雇うのであれば過去に仕事をしていた人を採用します。

また母子家庭の親を採用しないという会社があるのも事実です。
そこには子供が急な病気になった場合に仕事を休むことがあるという理由があります。
母子家庭の場合は、子供が病気や怪我をした場合に母親が休むしかありません。
仕事を休んでしまうと、会社側は大きな負担になります。
他にも学校の行事などで休みを取る場合もあります。そういう点で会社側にとってデメリットになる事が多いのです。

そんな母子家庭であっても就職ができるように自治体によっては就職支援を行っています。
安定した生活を行うためにセミナーを行うなどもしています。
自治体以外にも、シングルマザーを支援する会社もあるので利用するのもいいですね。

母子家庭の母親は生活していくために働くことが必要となってきます。
ただ子供がいるので、どんな仕事でもできるというわけにはいかないが現状です。
子供がまだ小さければ、自分が働くためには保育所に入れる必要がでてきます。

子供が小学校や中学校であれば、義務教育であるためにそんなにお金もかかりません。
しかし、保育所の場合は月に1万円以上かかってしまう場合があります。
さらに子供が小さければ小さいほど保育料は上がっていきます。
働くために子供を預けているのに、保育料が大きな出費になっているのです。

特に母子家庭の場合は収入がとても少ないので月に1万円以上もの出費は生活を圧迫します。
そんな母子家庭を支援してくれるのが保育料の減額や免除制度です。
自治体によってかなり差が出てくるのが保育料の援助システムです。
母子家庭であれば、保育料が全額免除される自治体も中にはあります。

基本的には所得税を免除される収入であれば、保育料も免除するという自治体がほとんどです。
多くの母子家庭では保育料を減額してもらっている状態です。
一人につき何円と決まっている所もあれば、収入に応じて減額という所もあります。
収入が上がれば、減額されていた額も少なくなります。
例え減額してもらっても多くの人が1万円を切ることはあまりないようです。

詳しい内容は住んでいる地域で確認する必要があります。
自治体によってかなり差があるため、不公平に感じる人も少なくありません。


母子家庭は一般の家庭に比べて、生活基準が低くなりがちです。
もちろんメリットもありますが、やはりデメリットが多いとされています。
シングルマザーになった後に実家で暮らす場合は子供が就職するまで援助を受けることのできる可能性があります。
しかし、実家では暮らさない母子家庭の場合には経済的なデメリットが多いのです。

デメリットとして一番よくあげられるのは経済的負担が多いという点です。
今までは旦那の稼ぎで食べて行くことができたために、経済的な苦労をしなかったと言う人もいます。
しかし母子家庭では自分の稼ぎで生活していかなければなりません。
自分の稼ぎでは旦那が稼いでいたような稼ぎは得ることができないのです。
そのため生活水準を落とすということから始める人もたくさんいます。
また離婚の場合子供の養育費などをもらうという話をしているかもしれませんが、現状は前夫からの養育費は滞りがちだと言われています。

母子家庭の場合、各自治体から援助を受けることができます。
その援助が大きな助けにはならないというデメリットもあります。
援助を受けるためには収入制限などの条件がつきます。
そのため、生活が苦しくても思っているほどの援助が受けることのできない場合が多いのです。
援助の一つとして児童扶養手当がありますが、支給額が減っているという問題もあります。
母子家庭の現状は変わっていないのに、条件によっては最大半額まで減額されているのです。
援助が少なくなり、ますます生活が苦しくなったという人もたくさんいます。

母子家庭の場合、子育てにおいて様々な問題があります。
まずは子供のことについて相談できる存在が近くにいないという問題です。
何をするにも自分で決めなければなりません。
子供が病気になったり、不登校になったりした場合も自分で色々しなければならないのです。
そのためストレスが溜まりやすいとされています。

そして、一番の問題が子供と一緒にいる時間が取りにくいことです。
母子家庭であると、生活を支えるために母親が働くしかありません。
一般家庭の場合、父親か母親が家にいることが多いですが母子家庭だとそうはいきません。
シングルマザーは子供を保育所に連れて行き、1日働きます。
そのため、子供と一緒にいることのできる時間は朝と夜の僅かな時間になります。

小学生になるまでの時期は子育ての中でも大切と言われています。
人格形成にも影響する時期とされています。
この時期に子供とのコミュニケーションをとることが大切になってきます。
子供の話をたくさん聞いてあげ、スキンシップを取ることも大切です。

どんなに疲れていても、たくさん遊んであげる必要もあります。
せっかくの休みであっても、子育てから離れることはできません。
シングルマザーにとってはとても大変かもしれませんが、たくさんコミュニケーションをとるようにしましょう。

生活費を稼がなければいけないので、どうしても仕事中心の毎日になりますが、極力子供との時間を作る努力が大切です。
また子育てで溜まったストレスもきちんと発散させましょう。


病児保育
母子家庭の場合、小さな子供を抱えて仕事をしている母親はたくさんいます。
多くの人が仕事中は保育所に子供を預けて働いています。
保育所自体は母子家庭の場合、優先的に入所できたり、自治体から保育料を援助してもらえたりします。

ただングルマザーが直面する問題として、子供の病気があります。
子供がまだ小さいうちは体調をすぐに壊してしまいがちです。
会社側もまだ小さい子供がいる母子家庭の場合、採用を嫌がる場合もあります。
その度に仕事を休まれても困るからです。
子供がいるだけで、仕事にならないと思う会社は少なくありません。

そんな母子家庭の強い見方が病児保育です。
病児保育とは症状にもよりますが、子供が病気であっても預かってくれる保育所のことを言います。
通常の保育所であれば、子供に熱がでるとすぐに電話がかかってきます。
そして子供を迎えに行って病院に連れて行く必要がでます。
その点、病気であっても預かってくれるのであれば、病院に連れて行くためだけに会社を休む必要もありません。

ただしこの病児保育は全国に250箇所程度しかありません。
ほとんどの施設は診療所や保育所と一緒になっており、定員数も限られています。
絶対に利用できるとはいえませんが、仕事をするにあたって大きな味方になってくれます。
特に母子家庭の場合は大きな存在になります。

症状による規定はあるものの、質の高いサービスを受けることができます。
詳しいことは各自治体によって異なるので、相談してみるのがいいでしょう。


放課後児童クラブ
母子家庭のみならず、働く親にとって大きな存在なのが放課後児童クラブです。
働く親はお昼には家にいないことが多かったり、学校が終わる時間はまだ仕事をしていたりと子供が家に帰る時間に家にいることができません。
そんな働く親のために各自治体が行っているのが放課後児童クラブです。

このクラブは放課後から夕方までの時間、専任の指導員と一緒に過ごします。
学校とは違い、遊んだり勉強したりして過ごす保育施設になります。
同じ学区内であれば、どこの放課後児童クラブに通ってもいいのです。
このクラブに通うことのできる子供の条件は小学校に通っている子どもということです。
そして母子家庭で母親が働いていたり、共働きであったりと親が働いていることが条件になります。
子供の年齢ですが、自治体によって異なります。
小学校3年生までというところもあれば、6年生まで大丈夫というところもあります。

基本的には平日だけではありますが、土曜日も開いている所もあります。
ただ働く親にとっては夏休みや冬休みはありません。
そのため夏休みや冬休みもこのクラブは開いているところがほとんどです。
1日の時間は勉強や遊び、掃除といった集団生活を送ります。
お昼などは親がお弁当を作ってあげるのです。

この放課後児童クラブの費用は自治体によってかなり異なります。
そして夏休みなどの長期休暇は別途料金が発生する場合が多く、通常の期間より少し割高です。
料金は母子家庭の場合は少し割引してくれる自治体も多いです。


就学援助
小学校や中学校は義務教育であるため、学校に行かせる必要があります。
義務教育であるため授業料などはかかりませが、何かとお金は必要となってきます。
母子家庭の場合であっても、授業に必要なものは買わなければなりません。
いくら義務教育といっても、小学校・中学校に行けばお金はかかるのです。
母子家庭にとっては大きな負担になります。

この問題を解決してくれるのが就学援助制度です。
自治体によって対応は様々です。
実際に行われている就学援助を紹介しますが、全ての自治体が行っているわけでないので注意が必要です。
まずは学用品を購入するための援助です。
小学校や中学校に入学する際にたくさんの学用品を購入しなければなりません。
身近な所で言えば鉛筆やノートです。
また学校の授業で使う絵の具なども必要になってきます。
買わなければ授業を受けるのに支障がでるものは費用を負担してくれます。

次に給食費です。
毎月必ず支払わなければならないお金です。
少ない収入の中から、毎月やりくりするのは大変です。子供が2人いる時はなおさらです。
この給食費も母子家庭などは免除されたり、一部負担であったりします。

そして最後に修学旅行費です。
学校生活の中でも一番まとまったお金が必要になるのが修学旅行です。
そんなお金を払う余裕がないという家庭のために修学旅行費を援助してくれる自治体があります。
義務教育の間は自治体が極力みんなと同じ生活ができるような就学援助をしてくれます。


奨学金
小学校・中学校までは義務教育であるため、そんなにお金もかかりませんが高校や大学に行くためには国公立であってもかなりのお金がかかります。
最近では、奨学金を借りるという学生が増えてきています。
もちろん必ずしも奨学金を借りることができるという保障はありません。

母子家庭の場合、経済的な理由から高校や大学に行かせることができないという親もたくさんいます。
しかし中卒か大卒かというだけで、給料面には大きな差がでてきます。
もちろん就職先を選ぶ範囲もかなり変わってきます。
できることなら、高校や大学まで行かせてやりたいと思う親は多いはずです。

奨学金制度を利用すれば将来にわたって子供が返済をしていくだけなので、高校や大学にいける可能性が高くなります。
そして母子家庭の場合は奨学金を借りる際にメリットがあります。
様々な条件はありますが、奨学金を無利子で借りることができます。
一般家庭の場合はやはり低金利ですが利子がついてしまいます。
また返済期間を延長できるところもあるのです。

奨学金システムをとっている機関はたくさんあります。
国が行う全国共通の奨学金制度や独立行政法人が行う奨学金制度もあります。
他にも各自治体で奨学金制度を行っています。
自治体の場合は、大きな額ではありませんが返済する必要のない奨学金もあります。
多くの自治体が高校卒業までをサポートする奨学金制度をとっています。
子供の負担を考えながら、どのような奨学金制度を利用するか考えるのがいいでしょう。